戦国武将と晩ごはん　〜信長さん、晩ご飯の用意ができました！〜

第１話　織田信長とソースカツ丼と

　妻を亡くしたパパさんが、保育園の娘のためにお弁当作りに奮闘します。ほっこりしてもらえたら嬉しいです。

お父ちゃんのこころ

シロたちは同じ部屋に住んでいる。家族ではない。 聞いたことのない音がしてシロたちは目を覚ました。今までもこれから先も、平和な日常を営んでいくはずだった部屋に突如として異変が起きていた。迫りくる天井と血に染まった壁がなにを示しているのか、真実を教える存在は訪れないまま、シロたちはどんどん数を減らしていく。知りたくもなかった真実だけが明るみとなり、部屋からの脱出の糸口は見つからない。天井はシロのすぐ真上まで迫っていた。

０へ至る経緯

自殺しようと思った。 いつも通りの生活の中、ぽこんと“僕”の頭に浮かんだことだった。“僕”はどこか他人事のようにそれを受け止め、次の休みにでも決行しようと計画した。テレビにはつまらない刑事ドラマが映され、ありきたりな台詞に“僕”は呆れていた。その時ふと部屋に掛けていたネクタイが目に入り、それをくれた“あの人”のことが頭に浮かぶ。計画を変更し、今からそのネクタイで首を吊ろうとベランダに出る“僕”は、自分が抑え込んできた感情に呑まれそうになる。そこで意識は途絶え、何故か翌朝自室のベッドの上で朝を迎えた“僕”に、“あの人”から着信が入る──

ベランダとネクタイ

１０年前、日本で感染力の高い疫病が流行してから人々の暮らしは変わり、如何に他人と接さずに日常を送ることが出来るかという面であらゆる開発が進んだ。代理個体遠隔操作システムで部屋に居ながら大学生生活を送る〈ハル〉は、感情レベルを改造したバーチャルアシスタントＡＩの〈ライ〉と暮らしていた。疫病が作り上げた生活はハルにとっては快適なものであったが、手放しで喜ぶことは出来ず、複雑な思いを抱えていた。考え癖があり後ろ向きなハルは常に頭の中でぐるぐる思考を巡らせる。中でも一番ハルを悩ませていたのは、ライへ抱いてしまった恋心であった──

春と嘘

【オリジナル　短編小説】 四歳の女の子「みゆき」はクリスマスイブの夜、黒い妖精「ルプレ」からクリスマスパーティーの招待状を受けとる。喜んで妖精の国へと赴いたみゆきだったが、その招待状は偽物だった。ひどい悪夢としてその出来事を忘れていたみゆきだったが、六年後のクリスマスイブの夜、今度は白い妖精が現れ、「六年前のお詫びをしたい」と言う。そこでみゆきは初めて、六年前のできごとの真実を知ることになるが…… 2020年執筆。全5ページ。「ブラックサンタ」をテーマに書きました。 【追記】オリジナル小説ランキングに入りました。ありがとうございます！ ノベルゲーム版→<a href="/jump.php?https%3A%2F%2Fnovelgame.jp%2Fgames%2Fshow%2F4906" target="_blank">https://novelgame.jp/games/show/4906</a> （推奨ブラウザ : Google Chrome） WEBサイト掲載版→<a href="/jump.php?https%3A%2F%2Fplus.fm-p.jp%2Fu%2Fstrange%2Fbook%2Fchapter%3Fid%3D4%26bid%3D3" target="_blank">https://plus.fm-p.jp/u/strange/book/chapter?id=4&amp;bid=3</a>

黒妖精の招待状

イラストを描いていて、ふと思いついた小説です。テーマは「恋と狂気」。 何かを愛する情熱は、踏み外すと狂気になる。恋は生きるエネルギーにもなるけど、一度誰かを愛してしまえば、もう恋する前のあなたには戻れないのです。 最初のイラスト：<a href="https://www.pixiv.net/en/artworks/89882404">illust/89882404</a> 最後のイラスト：<a href="https://www.pixiv.net/en/artworks/90007049">illust/90007049</a> ※この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

僕のアクアリウム

鏡の中には、自分にそっくりの、もうひとりの「あたし」がいる。 両親の離婚によって、古ぼけたアパートに越してきた実花。 ある日、クローゼットの鏡に映った自分が笑って、声をかけてきた。 「……あんた、なに」 「ミカだよ」 「実花はあたしだもん」 「わたしも美香だよ」 実花と美香。 鏡越しに、二人の交流が始まる。

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